
DJミキサーの基礎知識
スクラッチができてシンプルな設計のHIP HOP向きミキサー。多チャンネルでエフェクト搭載のテクノ、ハウス向きのミキサー。DJミキサーによってもたくさんの種類があります。そんなDJミキサーの機能や選び方を紹介します。
スクラッチDJミキサーを選ぶポイント
- 『クロスフェーダーが軽いこと。』
- 軽い分だけ、より素早いフェーダー操作が可能になります。
- 『クロスフェーダーの耐久性が高いこと。』
- たくさん練習しても、クロスフェーダーが壊れにくくなります。
- 『ミキサー本体の横幅が狭いこと。』
- 2台のプレーヤーが近い分だけ、素早い操作が可能です。
- 『クロスフェーダーカーブを調整できること。』
- より細かくキレのあるスクラッチが可能になります。
アナログ・ターンテーブルとミキサーの接続
アナログ・ターンテーブルからの音声信号はとても小さく、ミキサーのLINE INPUTに接続して、いくらボリュームを上げても小さな音になります。必ず、PHONO INPUTに入力しましょう。アース線をつなぐのも忘れないようにしてください。

CDJとミキサーの接続
アナログ・ターンテーブルとは逆で、CDJをPHONO INPUTに接続するとレベルが大きいために歪んでしまいます。必ずLINE INPUTに接続しましょう。PioneerやAmericanAudioのフェーダー・スタート機能を使う場合は、専用ケーブルの接続も忘れずに。

クロスフェーダー
2ch仕様のDJミキサーでのクロスフェーダーの役割は、1ch、2chの音の混ぜ具合を調整するものといえます。1ch側に寄せていくほど2ch側の音が小さくなります。さらにクロスフェーダーのカーブ切替機能を使うとキレキレのスクラッチ音が得られます。

インプットフェーダー(縦フェーダー)
インプットフェーダーは各チャンネルの音量を調整できます。ディレイエフェクトのようにスクラッチ音のボリュームを調整する場合にも使えます。

トリム
レコードやCDによって音量レベルが異なりますので音量のばらつきを調整するときなどに使うツマミです。各チャンネルにLEDレベルメーターがついていますので、視覚的にレベルを確認して調整することができます。アルバムのようにレコードの溝が細かい場合は、トリムを上げることで他のレコードの音量に近づけることができます。

EQ
HI(高音)・LOW(低音)の2バンド(もしくはHI・MID・LOWの3バンド)からなり、それぞれの音域をカット、ブーストできます。低音をカットすることで、よりキレのあるスクラッチ音を作ることもできます。

CUE
ヘッドホンでモニターする際、モニターしたいチャンネルを選択できるスイッチです。クロスフェーダータイプのスイッチがあれば、音を出さずにスクラッチのチェックをすることも可能です。

※画像は一般的なスクラッチ用DJミキサーとして、Vestax PMC-05ProIIIを使用しております。他のミキサーではフェーダー・ツマミ・コネクタの位置や名称が多少異なりますが、同等の各所を参考に活用いただければうれしいです。